2005年01月03日

真の国際社会人って?

どんなイメージがあります?

日本人と言う視点から世界を見ない感覚?
語学云々に関係なく、海外に行っても自分なりの世界がある人?

う〜ん。この問題はとても難しい…答えが無いのに、いかにもある振りを
しなければならない。

私なりに考えているのは、
“自分が世界の中では日本人だという誇りを持っている人”
が真の国際社会人となるための必須で、それにプラスして
“日本人としての固定観念の枠にはまっていない人”
かな〜と思っています。


私は、一度は『日本を捨てた』組の人です。
1898年に留学でアメリカへ渡ったときには
「もう、二度と日本には帰らない!」と決意しました。

もっと正確に表現すると、そうでも思わない限りアメリカでの不慣れな生活で
生き残れないと思っていましたし、別に二度と帰らないとは思っても、
親や家族を捨てるとか国籍を捨てるつもりだった訳ではなかったので自分を
勇気付ける意味で使っていあのですが…。多くのお金も掛けて貰っているし、
そう簡単に精神的に弱くなったり感傷的になってしまっても“後戻りは許されない”
と励まし続ける言葉でもあったわけです。

そう言い続けているうちに、なんとなく僕は日本人じゃ無くて
“アメリカ人になる”的な意識にまで行ってましたね(笑)


これは大失敗。
いろいろな友達(アメリカ人ですが)に説明しても判って貰えないし、他の国から
留学で来ているような人達にもわかって貰えない。
そんなこんなで、いちいち説明するのも辞めてしまったのですが…
     ある日気付きました。

「日本人を捨てるって言うのは、かっこ悪い(笑)」

同じような事を言っている人に逢ったんですよ。勿論、彼も日本人。
で、その時に初めて第三者的にその人と自分が言っていたことを見ることが
出来るようになり、何か変だな〜と。

日本人は日本人であることがアメリカでは受け入れられていました。
日本人以外は日本人になり得ないこと、そしていくらアメリカ人に憧れて
自分はアメリカ人だと言っていても、周りの人から見たらヤッパリ日本人。
それを最前面に出す必要は無いが、認識している必要は大切かな〜と思いました。


あれ…答えになってますかね?
真の国際社会人?

先ずは肩肘張らずに、日々の小さな努力から…。



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(2005年8月8日作成)  

Posted by ped_xing at 12:00Comments(29)TrackBack(0)

2005年01月02日

この次に日本を襲う波

海に行くと海岸にはいろいろな物が転がっていますよね。
日本では花火のくずだとか、空き缶、空きビン、貝殻…
どこにでも有るのが波にさらされて角が無くなった多くの石または砂。

普段は気付きませんが、私達が起きていようが寝ていようが、
また気付こうが気付くまいが海では大きな波や小さな波が起きています。
そして荒波に洗われた石は最初はとがっていても丸くなってしまった…。

国際社会への変化の波も、こんな感じかな〜と思うときが有ります。


次に訪れる波…と言うことなので少々掘り下げて書きだしましょう。
近年に税制の改革が激しくなされています。
昨年は何でしたっけ?詳しくは覚えていないのですが、配偶者特別控除の
撤廃か何かですよね?
そして今年に入ったら、国家予算を確保するためにサラリーマン給与からの
経費分とされている控除の見なおしをするだとか…。お国のお偉いさん方は、
サラリーマンから絞りとるのが一番手っ取り早いと知っているからまったく
容赦無くいろいろと税制を変えてきます。


そしてそのサラリーマンとは…
えっ、私?
そうか、そう言えばサラリーマンだったな…。

普段忘れてますよね〜、でも仕事をして給料を貰っているから
サラリーマンであることは間違いなし。


そのサラリーマンは、給与所得が完全に(政府に)把握されているので税金を
徴収する先としては最適なのだそうです。税源も確保されているし、どれだけ
搾り取ったら政府の欲しい金額になるかも把握されているのですから当然です。

その中でも一部の人は、それに不満を覚えてそれから抜け出そうとするでしょう。

自分で起業して独立をしたり、もしかしたらこの時に海外ののんびりとした
文化圏を求めて出る人も中にはいるかもしれません。
そして、起業を選んだ人もそこでもサラリーマン時代に有った様な、
課税措置に悩まされて…苦しむことになるのかな?


税金が重くなれば、お金を持った人や能力のある人は海外での生活を夢見ます。
それは、日本では起きたことは殆ど無いけど、海外のあらゆる国で経験済みの現象です。


今は少子高齢化の時代に突入して、政府としては赤字を埋めるために税源を
確保するか、金融措置を取らなければならないという噂はよく耳にします。
それは、新円切り替えで交換比率を変えだろうと言われたり、
このような動きが今後5年から10年ぐらいのうちに次第に起きて行くと思って
いますが、読者の皆さんはどの様な選択をしますか?

私自身、このような魔の手から逃れたいと思っていますし、同じような志を
持っている人がいたら自分の持てる知識を分けてあげたいと思っています。
その後の選択は全てお任せしますが、そんな危機的時期が来ているのですから
手を取り合っての方が助け合っていけそうで良いですしね。


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(2005年8月8日作成)  
Posted by ped_xing at 12:00Comments(1)TrackBack(0)

2005年01月01日

国際人になる本当の目的

私のブログのタイトルページを見られた方、そしてそのすぐ下にある掲載文を見て
うなずかれた方もいらっしゃると思います。

しかし、
「そうだよね、日本ってやっぱり変だよ。」
だけでは終わらせないでください。

というのが私の心からのお願いです。

確かに、日本は変な部分も多いこともありますしそのさまざまな習慣が
世界に通用しないであろう事も理解できます。
ただ…それは世界のほかの地域の習慣などでも同じこと。
アフリカでは挨拶の変わりにお互いの鼻をすり合わせたり、ヨーロッパでは挨拶として
親しい友達同士で頬にキスをするのが、日本では受け入れられない文化であることと
それほど大差は無いのではないでしょうか?



ただ…これは気付いて戴きたいのですが、今後数年または数十年で
日本は国際競争社会によりいっそうさらされることになるし、その社会で生活している
読者の皆さんも(私も含めてですが)その波に逆らうことは有り得ないということ。


その時に…日本以外の国のことは知らないから、仕方なく唯一親しんでいる国、
日本に留まる決心を余儀なくさせられるのか(たぶん自覚症状は無いと思いますが)、
または日本以外のことはよくは知らないにしても大海原に出てみる勇気を持てるのか、
それは大きな違いが出てきます。


私もまた国際社会人の一人としては未熟ですが、皆さんのお役に立てるようにと
願ってブログを立ち上げてます。


     1日目、 目次               ( ← 現在位置 )
     2日目、 この次に日本を襲う波
     3日目、 真の国際社会人って?
     4日目、 
     5日目、 
     6日目、 
     7日目、 


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(2005年7月18日作成)  
Posted by ped_xing at 12:00Comments(0)TrackBack(0)